秋から春にかけてのベランダ菜園におすすめのハーブ、ディルです。
ほんの少量でもその素晴らしい香りを楽しめますので、家庭での利用ならば1~2株あれば十分です。
食料品店ではほんの数本の葉で200円程で売られていますので、同じ値段で種や苗を買いましょう。
サーモンなどの魚料理やハーブビネガー等に使って楽しみましょう。
ディルは、種でも苗でもどちらからでも育てやすいハーブです。
初めてであれば、苗を購入して育てると失敗が少ないでしょう。関東暖地であれば夏以外はいつでも育てられます。
種まきは9月~10月の秋まきがおすすめです。春に花が咲くまで長く収穫を楽しめます。
3月~4月の春まきの場合は、生長は早いのですが初夏にはとう立ちして花が咲きますので楽しめる期間が短めになります。
直根性かつ高く育つので、なるべく深い鉢やプランターに植えましょう。
我が家では、9号鉢に行灯支柱をつけて育ててます。
種の殻がとれると、このような細長い双葉になります。
セリ科の植物はこの時点ではどれもそっくりですよね。
これで、ディルだということがわかります。
ひょろっとしていて心もとない場合には、やさしく土寄せしておきましょう。
最初のうちの生長は遅めで心配になるかもしれませんが、強い植物ですのであたたかく見守りましょう。
やわらかい本葉がふさふさと7~8枚育ってきたら、収穫を始められます。
外側の葉から順に収穫し、決して生長点を摘まないようにします。
少量でも十分香りを楽しめますので、小さいうちは1株から1~2枚ずつにしておきましょう。
暖かくなると、花芽がつきます。
この花芽やつぼみは、プチプチした食感で葉以上に香り高く絶品ですよ。
育ててないとなかなか味わえない素材です。
ディルの花です。
ひとつの枝先から50本程に枝分かれし、その先に40個程の花が咲いています。
ということは、一枝に50x40=2,000個もの花が咲いていることになりますね。
種は一つの花に2つできますので、全てうまく熟せば4,000個もの種ができることになります。
花が咲いて半月ほどで、このように子房がふくらんできます。
これからはかなり時間がかかりますが、気長に見守りましょう。
花が咲いて1ヵ月半ほどで種が熟します。
採種する場合は、成熟した花のクラスターを刈り取り、陰干しします。
熟した種はぽろぽろと落ちやすいので、ビニール袋や不織布などで覆ってから刈り取るのがよいでしょう。
当然、刈り取る前に落ちてしまう種も大量にあり、翌年にはこぼれ種で発芽してくれます。
花を咲かせるころのディルは、高さ2メートルほどに育っています。
あんな小さな芽がここまで大きくなるって、すごいですよね。
こんなに大きいのですが、風にも強いんです。
海に近い我が家の暴風ベランダでも決して折れたり倒れたりすることはありません。
風によくしなってこぼれ種をそこら中にばらまくことにより、ベランダ中のプランターから勝手に発芽してきます。
これも繁殖戦略なんでしょうね。
ディルは、最初の小さな苗の間さえ気をつければ、雑草のごとく育って毎年楽しめる強健なハーブです。
花の咲く時期にアブラムシがつくことがあります。
アゲハチョウの幼虫もつくことがありますので、見つけ次第駆除してください。
スモークサーモンやサーモンマリネに、ほんの少しディルの葉を千切ってかけてみてください。
ドレッシングやマヨネーズに少し刻んで混ぜるだけでも一味も二味もランクアップします。
ハーブビネガーやピクルスにも欠かせません。
ぜひ育ててみてください!
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